広島広告協会は、広告を取り巻く環境が激変する中で、広告主やメディア、広告会社などが連携を強め、広告文化の振興、地域経済の活性化に向けた活動に注力している。
設立は1956(昭和31)年11月。全国13番目で、当時の会員数は72社・95名だった。広告の果たす役割、進むべき道を探る「広島広告大学」(夏季)や「文化講演会」(秋季)を毎年開催。広告活動への理解を深めてもらうため、講演会は広島県民にも公開している。
顕彰事業にも力を入れている。広告文化、業界発展への功績が特に顕著だった人を称える「広島広告賞」を1966(昭和41)年に創設。第50回の節目となる2016年度はマツダ株式会社代表取締役社長兼CEOの小飼雅道氏(当時)、17年度は株式会社広島東洋カープオーナー・代表取締役社長の松田元氏、18年度は株式会社中国新聞社社主・代表取締役会長(当時)で広島広告協会会長を24年間にわたって務めた山本治朗氏(2019年7月死去)、19年度は株式会社テレビ新広島顧問の永野正雄氏、20年度は株式会社中国新聞社の前副会長で前広島広告協会会長の岡谷義則氏に贈った。
広告主、広告制作者を主な対象にした「広島広告企画制作賞」(80年創設)は毎年、その時代を象徴する秀作が集まり、作品展を広島市内のデパートで開催している。
本年度は、表現領域の広がるインターネット広告の募集要領を見直し、審査・表彰を通じて、企画・クリエイティブ力の啓蒙を図る事業を目指す。
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